ああ、最高だと・・・眠れない冴えた頭で何度も思う
昨夜はカミュとイレブンはつながって、ひとつになれたんだ
カミュは、あまりに喜びが高まり、興奮と高揚感が心地良く止まないまま
寝付けない夜を過ごした、隣でイレブンが、素肌のまま心地よさそうに寝息をたてる
はじめてのこと、心地いい疲労感はイレブンを夢心地に眠らせたが
カミュの方はというと、高揚して冴えてしまい、いつまでも眠れなかった
しらじらとしてきて、小鳥のさえずりなども聞こえてきたが、カミュに眠気は来なかった
それほどに、嬉しかったんだ、ずっと想ってきた、イレブンと抱き合えた、
可愛い相棒を抱いたんだ、一応眠ろうと瞼を閉じるが、浮かぶのは可愛い艶めくイレブンのあんな姿やそんな姿
恥ずかしがりながらも、カミュを求めて止まなかったイレブンは、カミュにとって最上に可愛く愛おしく、悩ましく・・・それは全て欲しくさせるものだった
余韻がありありと、隣にはその相手が温もりをもって、すやすやと天使のように眠る
事後の疲労感はカミュにもあったが、それ以上に高く、喜びと高揚が止まなかったんだ
チリチリピピピ・・・と、小鳥のさえずりが歌になってきた頃に、カミュはようやく寝入ったのだった
イレブンが目を覚ますと、いつもならまず先に起きているカミュが、幸せそうに寝ている
体を起こして、はたと気付くのは、一糸も纏わないこと、ああ、昨日はそうだったと
幸せそうな寝顔は、カミュがイレブンを抱いてとても幸せだった、よかったことを示しているのであり
そう思えてイレブンも微笑んだ、気恥ずかしくて、起きてしまったら顔が見られないかも知れない
体にまだ残る気がする熱が、カミュを迎えた感覚が、まだあるかのようで
火照ってくるイレブン、ああ、そういうことをカミュと、他でもない大好きなカミュと出来たこと
がっかりさせたりしないで、幸せな寝顔が見られたのは、カミュも良かったからだと思って
そっと、起こさないように
イレブンはカミュの唇を見ていた
おはようのキス、してみていいかな
起きてたら、恥ずかしくて出来ないから
こっそりじゃ、カミュに悪いかな
おはようのキス、してみたいな
してみたら、起きちゃうかな
短時間熟睡
とは言うが、高揚していると起きるのも早いのか
カミュは薄っすらと瞼を上げる
覗き込んでいる相棒で恋人の、頬染める顔が見える
「おはようイレブン」
そう告げたと思うやいなや、カミュはイレブンに唇を重ねる
軽く、優しく
ふわりとキスして、髪を撫でた
「おおおはよう、ここここれ、おはようのキスってこと・・・?」
ああ、とカミュ
体、大丈夫かと。
大丈夫と、イレブン。
「朝からコレって刺激的だな・・・」
お互い一糸纏わぬ裸体のままで
イレブンの顔が一気に染まる
イレブンの頭の中に、昨夜の熱情が駆け巡りそうで
「思い出しちまったか?なあ、どうだった、よかったか」
「うううう、恥ずかしい、けどすごく・・・気持ちよくて幸せだったよ・・・」
「よかった、オレもすげえ最高だったぜ、お前可愛すぎ・・・」
「カミュ、可愛いってばっかり言ってた」
嬉しいのか不服なのかわからないような、恥ずかしくてたまらない心境を隠すイレブンの顔が、それもまた可愛いので、どうしようもない
「あ、あの、僕もしてみていい・・・」
カミュに触れるイレブンの唇
ふわりと、ちゅっと
・・・頬に
「へへ、そこかよ〜」
唇には、恥ずかしくてできなかった
お返しのキスが、唇に飛んできた
「く、唇にできるように、宿題にしてがんばるから、またしてくれる?」
「ああ、毎日抱いていいなら最高なんだけどな」
カミュったら、と
甘い朝、しばらく二人の朝は、甘かったらしい
イレブンの唇への宿題も、三日目にはクリア出来たらしい
カミュも、二晩目の夜は、気持ちよく眠れたらしい
はじめての高揚は、おはようのキスを生み、カミュとイレブンに新しい朝の習慣が出来ていた。
