スイーツスイートバカップル〜プリンから牡丹餅〜
カミュ「無いな・・・」
シルビア「どうしたのカミュちゃん?捜し物?」
カミュ「ここの奥にプリン隠してあった筈だが、誰か食ったか?」
ベロニカ「は?食べてないわよ。なぁに、そんなの隠してたのアンタ。」
カミュ「なんだよその目は。あれはな、あとで・・・」
イレブン「あ、それ僕。ごめんね、カミュのプリンだったの。」
カミュ「イレブン!・・・お前が食ったんならいいんだ。」
イレブン「え、でも、食べたかったんじゃ?」
カミュ「あれはな、あとでお前に食わせてやろうと思って、この奥に隠してたんだ、お前が食ったんなら、結果オーライだからな。」
イレブン「カミュ・・・僕がプリン食べたいって言ったの覚えててくれたんだ・・・ありがとう!黙って先に食べちゃってごめんね。」
カミュ「いや、いいんだよ、まあそうだな、お前が美味そうにプリン食ってる幸せそうな顔を眺めたかったからなんだけどな、それはまた今度だな。」
イレブン「何か、恥ずかしいなあそれ、でも今度はカミュの好きなもの、一緒に食べたいな!」
カミュ「へへ、別にイレブンの好きなものでいいんだぜ?好物の方が幸せだろ?」
シルビア「もう〜、今度二人でダーハルーネにでもデートしに行ってらっしゃいよ、スイーツより甘〜いデートにねん♪」
イレブン「ええっ、いいのかなあ、そんな事、嬉しいけど照れるよ。」
カミュ「・・・悪くねぇな、・・・甘いもんで幸せになってるイレブンをオレが食う・・・って何言ってんだオレは・・・」
イレブン「カミュっ!聞こえてるっ!恥ずかしい事言ったでしょ今!」
カミュ「あ、イヤその、プリン美味かったか?」
イレブン「あ、うん、・・・ダーハルーネ寄れたらデート、しようね?」
カミュ「ああ・・・棚から牡丹餅ってヤツだな。」
ベロニカ「ほんっと、このバカップルどうにかならないかしら、まったく。」
おしまい。